連日、マスク氏が燃料を投下してくれるので、こちらは「書くのが追い付かない」という状況だ。
本日もトレンドには「Twitter倒産」という激辛ワードが出現している。
どうせイーロン氏の大したことない発言を超訳して広まっているだけであろうと思ったら案の定、社員に対する「頑張らないとTwitter倒産まであるぞ」というただの発破が「Twitter倒産か!」になったようである。
自分が何か発言するたびに、話を最後まで聞かずに暴れだす我々を見てイーロン氏はどんな気持ちなのか。
年末になると「#今年買って良かったもの悪かったもの」というタグが出回るが、イーロン氏は悪かったものとして「Twitter」を挙げるのではないかと踏んでいる。
我々はせいぜい袖口がスカスカのコートを買って後悔する程度だが、イーロン氏ともなると買い物の失敗もスケールが違う。
このように、確かにイーロン氏が燃料を投下しているのは確かだが、大体餃子を食ってるイーロン氏がこぼしただけのラー油に我々が火をつけ大火事にしているだけなことも多い。
だが、まったく真実がないわけではなく、TwitterJP社員の大量解雇はどうやら本当らしい。
だが、社員解雇によりTwitterのトレンド欄の内容が変わったことから、TwitterJPの社員が「トレンド操作」していたのではないかという疑惑がまたトレンドに挙がった。
このトレンド欄操作に関しては今のところ真偽不明である。
ただ、みんなトレンド欄とニュース欄を混同しているのではないか、という意見もある。
Twitterにはトレンド欄とニュース欄があり、トレンドはAIが選んだ今話題の言葉、ニュース欄にはTwitter社員が選んだニュースが表示されるようになっていたという。
よって社員解雇によりニュース欄の内容が変わったことを「トレンド操作」と勘違いした人もいるのではないか、とのことだ。
ニュースの内容が変わったというなら、ニュースのチョイスが偏っていたことは否めないが「操作」とは違う。
しかし、バトル漫画の戦闘狂キャラが「敵」を欲しがっているようにTwitterは「悪者」を欲しがっている。
単にニュースのチョイスが変わったのではなく「操作」されていた方がTwitter社員を悪にできるし、さらにそんな悪い奴が解雇されて「ざまあ」と思えるので「そっちであってほしい」という願望込みで広まってしまったのかもしれない。
しかし操作されていようがいまいが、詳細を確認せずに見出しだけで判断していては永久に正しい情報は手に入らない。
トレンドのみならず、Twitterの情報は全部東スポの見出しと思って、詳細を調べてから拡散やご意見した方がよい。
それにしても、これだけ急に社員を解雇というのは日本では多分できないことである。
何かといえば、日本は遅れている、それに比べて欧米は、という比較になりがちだが、労働者の権利は日本の方が守られているような気がする。
私、ここが日本だから「限りなく解雇に近い自主退職」経験しかないが、欧米だったらもっと容赦なく切られていただろう。
欧米には良いところがたくさんある。だがそこで自分が生きていけるかどうかは全く別、ということがよくわかった。
次回は11月29日更新です。
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