先日イーロンマスクが「利用者に少額の月額利用料を課す方向」とX有料化を匂わせる発言をした。
それに対し、我々イーロンガチ勢が考察を重ねた結果「すぐに完全有料化するという意図ではない」という結論に達し、イーロン自身もそれを支持したかのように思えた。
だがほどなくして、イーロンが言った通りの「利用者に少額の利用料を課す方向」が始まってしまったのである。
ただ、あまりにも同じネタをこすり続けたせいか、トレンドに「X有料化」が挙がりはしたものの我がTLでその話題を口にしている者はほとんどいなかった。
まるで童話の狼少年のようだが、あの話で一番割を食っているのは、嘘つき少年ではなく、特に何もしていないのに狼に家畜を食い殺された村民である。
よってこのマスク童話も、一番痛い目を見るのは「どうせイーロンの有料化するする詐欺だろ?」と油断させられたあとで突然「未課金者アカBAN」などを食らう我々ユーザーに違いない。
だが、課金が始まったのがフィリピンとニュージーランドのみ、さらに課金が課せられるのは新規登録者のみで、既存のユーザーは従来通りだという。
さらにこれは「試験運転」であり、今後も続くかは不明だそうだ。
ちなみに課金額は1ドルで、現在の日本円にすると150円程度だ。しかも月額150円ではなく年額150円である。
まさに利用者に少額の課金発言を完全に有言実行しているのだが、果たしてその程度の利用料で利益になるのだろうか。
イーロン曰く少額課金は収益目的ではなく、自動投稿される「ボット」などを減らす目的だそうだ。
先日の大規模API制限により、丸1日無課金ユーザーがXにアクセスできなかった時も「ボットを減らすために必要なことだった」と発言していたので、とにかくイーロンがボット絶対殺すマンなことはわかった。
それにしても何故、試験にフィリピンとニュージーランドが選ばれたのか。
調べてみるとフィリピンもニュージーランドもSNSの普及率は高く、さらに一番使われているSNSは両国とも「Facebook」であり、Xの利用率はさほど高くないことがわかった。
イーロンはFacebookのマーク・ザッカーバーグと金網デスマッチも辞さない勢いで仲が悪いといわれる。
もしかしたら、Xをあまり使っていない上に、Facebookを使っている国ならいいだろうと思ってこの両国を選んだのかもしれない。
ただ、私怨というわけではなく、いきなりXのシェアが高い国を有料化すると騒ぎが大きくなるので、少ない国で試験を始めただけという可能性もある。
そうだとしたら、何故かXの使用率が一番高い日本の有料化はまだ先と言えるかもしれない。
だが、逆に言えば何故かXの使用率が高いせいで、世界各国の中でも1、2を争ってイーロンの発言に一喜一憂する国になってしまったとも言える。
次回は11月14日更新です。
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