先日イーロンが「Xを本格的な出会い系にする」と発言して話題になっていたが、日本ではそれより前に「Twitter(当時)婚活」がテレビで紹介されていたようである。
相変わらず日本はXに関してだけは諸外国どころかイーロンにさえ先んじる先進国なのだ。
番組の内容は確認していないが、マッチングアプリ類に詳しい識者によると「他の出会い系でモテない奴はXでもモテないのであえてXを使って出会おうとする意味も利点も特にない」そうである。
確かに、もはや出会えるなら鳥類とかでも構わない、というなら、年収よりも羽を大きく広げられる奴の方がイケているなど、モテの基準も多様化してくる。
しかし、あくまで人間を相手にしようと思ったら、アプリを変えたところでモテるタイプは大して変わらないのだ。
オタ婚活なども、オタクであればあるほどモテる世界観というわけではなく、普通に全員オタクの中から、よりコミュ力と経済力と顔面力があるオタクが選ばれる普通の世界である。
結局、モテない奴はどこに行ってもモテないという結論になってしまうが、ではマッチングアプリやSNSで「モテない奴」というのはどんな奴なのか。
まず、マッチングアプリ類は判断基準が顔写真やプロフィールしかないため、好条件の人間にアプローチが集中してしまいがちであり、出会う奴はメチャクチャ出会うが出会えない奴は一生出会えないという二極化らしい。
つまり手持ちのスペックで人の目を引くようなプロフィールデッキを組めない奴はマッチングアプリを使っても出会えない可能性が高いということだ。
だが「そんないきなりセンシティブなことを書きたくない」と言って、年齢や年収を空欄にして写真を飼い犬にしている奴にも連絡が来ることもないようだ。
もちろん「年収1000万」など持ってないカードをデッキに組み込むと、後々困ったことになるだけである。
そういう持たざる者は「『無職』『アラフォー』だけの最弱デッキでマッチングアプリを攻略できるか!?」みたいな、縛りプレイゲームユーチューバーみたいな真似はせず、結婚相談所などでプロのバフをかけてもらった方が手っ取り早いという。
出会いに特化したマッチングアプリなら簡単に出会えそうな気がしたが、「純粋なスペック勝負になる」という意味では現実より過酷である。
逆にXの場合は、顔写真を上げている奴の方が珍しく、プロフィールに年齢や年収を書く必要もないので、もしかしたらプロフィールのみで決着がつく他のマッチングアプリよりXの方がまだ優しいと言えるかもしれない。
それに、他のマッチングアプリであれば引く手あまたであろう、美女アイコンや高年収プロフィールも、Xだと逆にあからさまな詐欺に見えてしまう。
「全員あやしくて誰にも連絡する気が起きない」という意味で、Xは他のマッチングアプリに比べればまだ公平性があると言える。
次回は12月5日更新です。
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