it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
この文章について説明するつもりはない、わかる中高年だけ「あ~あ昭和生まれの辛いところね、これ」とだけ思ってくれればいい。
ただwolrdはスペルミスではなくこれが「正しい」とだけ言っておく。
現在「ヤバい」が本当にヤバい人にドン引きしている時だけではなく、常軌を逸して素晴らしい時の褒め言葉に使われているように「狂ってる」も、普通とは思われたくない年頃にとっては立派な褒め言葉だ。
このように一見ネガティブな言葉が褒め言葉として使われるケースはある。
もしくは100%悪口で言っているが、怒られたくない時の予防線として「良い意味でブス(褒め言葉)」などと言うこともある。
私がXのことをガンジス川と言っているのはもちろん、ドブ川や肥溜めと言っているのもある意味褒め言葉であり「良い意味でウンコが浮いている」と思っている。
しかし、いい意味でウンコを捉えられない人も当然おり、その汚さに去っていく人もいる。
「世界規模の下水道と化した」
これはパリの市長が現在のXを表した言葉である。
この表現方法にはシンパシーを感じる。我ら社会的地位は天と地ほど違えど死する時は同じ、とイーロンを交えて3人でX園の誓いをしたかったのだが、彼女は100%悪い意味でXを「巨大な下水」と評したようである。
下水であることに異論は一切ないが「気づくのが遅すぎやしないか」とも思う。Xは物心ついた時から下水だったはずだ。
しかし、最近のXはそこにしか居場所がない、ストゼロを痛飲した人間がゲロを吐く場であることや、そのゲロに他人が群がりああだこうだと品評をし出す、いい意味で低俗な場というだけでなく「偽情報や憎悪、組織的な嫌がらせ、反ユダヤ主義、あからさまな人種差別」が横行する場になってしまったとして、市長は150万人フォロワーがいるXアカウントを削除することを決定したという。
確かに、Xは地位も名誉もない人間が喋っているのかえずいているのかすらわからない呂律で適当なことを言うには良い場所だが、市の代表が発言する場所としてはもはや適当ではないのかもしれない。
Xはいい意味で汚いというのは嘘ではないが、指摘されている通り、デマや嫌がらせ、ヘイトスピーチまで「これぞX!」と容認してはいけないし、苦言を呈する人間に対し「ノリ悪いな」などと、我々が最も憎む、陰キャに絡むみたいなムーブをしてはならないと思う。
しかし、Xへの数ある悪態の中でも「世界規模の下水道」は打点が高い。
このような語彙を持った人がXを去るのはいろんな意味で損失だが、この表現は私が引き継いで我がもののように使っていきたいと思う。
Xは世界規模の下水道である、と。
次回は12月26日更新です。
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