人を叩く行為はストレス解消の手段として有効であり、叩く相手として自分とは直接無関係に燃えている人が選ばれやすい。
よって、燃えている人を叩くのではなく、叩くために燃えている人を探し、何だったら自ら火をつけることもやぶさかではない、という雰囲気が漂いつつある。
実際、「非実在型炎上」という新語もでき始めている。これに比べれば、非実在の少年少女の話で揉めていたころが懐かしいまである。
非実在型炎上とは、炎上とは言えないレベルのボヤに対し、「炎上している」と騒ぐことで注目を集めさせ、本当に炎上してしまった炎上のことを指す。
本物の火であれば、シケモクに対しどれだけ「大火事だ!」と叫んでも、それが燃え上がることはないし、職質目的以外の人が寄ってくることもあまりない。
しかし、ネット上の火であれば声を出すだけで延焼させられるというのは恐ろしいことだ。
だが、非実在型炎上も、無から火が出ているわけではなく、燃える素因が元々あったのだから、完全な言いがかりではなく、燃える方にも問題があるという指摘もある。
どちらにしても、ストレス解消のために人を叩くのはいかがなものか、と思ってはいるが、そもそも私も「本業は他人の不幸ソムリエ」と言い続けている人間だ。
直接攻撃するか、本人に気づかれないようにやっているかの違いであり、テニスとかでストレスを解消している人から見れば、右穴の鼻くそと左穴の鼻くそ程度の差しかないと思われる。
みんなこのような「負のストレス解消法」を持っているのかもしれない。しかし、それを人に見えるところでやるのとやらないのとでは、屋外で服を着てるか着てないかぐらいの差がある。
特にSNS上ではそのストレス解消行為自体が注目を集め、新たなストレスになる場合もある。
しかし、人生はストレスに満ちており、SNSに愚痴や誹謗中傷にならないレベルの苦言を書くのが解消になっている、というのであれば、それまで止めるのは酷である。
むしろ、そういうことを書くために、Xという最初から尿で満たされているため、多少おしっこしても気づかれないプールが存在するのだ。
しかし、その「ストレス」自体をSNSで仕入れていないか、という問題がある。
実際、SNSで怒っている人たちはSNSで話題のトピックについて怒っている場合が多いのだ。
つまりSNSでストレスを感じた人がSNSでストレス解消を図り、それを見た人がまたストレスを感じるという、ストレスSDGsが完成してしまっているのだ。
逆に考えれば、SNSを見る時間を減らすことでストレス量自体が減り、負のストレス解消をする機会も減るはずなのだ。
しかし言うまでもなく、この段階になるとSNSを見ないこと自体にストレスを感じるようになっている。
負のストレス解消法は有効である。しかしそれ自体がストレスになるし、依存性が高いので乱用は禁物だ。
次回は1月13日更新です。
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