Xで「オリジナルコンテンツ報酬」が始まって1か月以上が経とうとしている。
以前からXでは収益化が可能になっていたが、単純にインプレッション数に応じて報酬がもらえるわけではなく、リプ欄でのやり取りに対して報酬が支払われる仕組みだった。
つまり、リプ欄でイーロン好みの醜い言い争いをすればするほど、頭上から小銭を投げてもらえるシステムだったのだ。
だが、実際リプ欄に現れたのは鼻息荒く議論を吹っ掛けようとするネット呂布ではなく、バズっている投稿に手当たり次第「これは本当に美しい瞬間です」と、内容のないリプを送る「インプレゾンビ」であった。
イーロンの思惑通りにならなかった、という意味では痛快だが、インプレゾンビも決してこの世に長居して良い存在ではなく、早急にこの哀しき命を葬り去らなければならない。
つまり、「生きろ、そなたは美しい」の逆が「死ね、ブス」であるように、「オリジナルコンテンツ報酬」というのは一見オリジナルコンテンツを作成するクリエイター、例えば「漫画家」とかを優遇するシステムのように見えるが、実際はオリジナルコンテンツを作らない輩を駆逐する用途でしかなかったということだ。
だったら最初から、「オリジナルコンテンツ報酬」とか言わずに、「インプレゾンビぶっコロ作戦」とかにしてほしかった。
ぶっコロ作戦の内容だが、まず投稿本体のみのインプレッションをカウントするようになり、リプ欄のインプレッションはカウントされなくなった。
この時点でインプレゾンビはほぼ死滅したはずである。そもそもなぜ最初から投稿ではなくリプ欄を収益対象にしたのか。YouTubeでいえば動画再生数ではなくコメント数に対して報酬を支払うと言っているようなものであり、治安が悪くなるに決まっている。
「そこまでしてXの治安を悪くしたかった」と言われればそれまでだが、同じ治安悪化でもゾンビが跋扈するラクーンシティ化はイーロンの好みではなく、あくまで生身の人間の言い争いがご所望のようだ。
そこでやめてくれればよかったのに、なぜか収益化には「過去90日間でホームタイムラインの認証済みインプレッションが50万回以上」という条件がついており、これのクリアが非常に困難なのだ。
その結果、インプレゾンビもいなくなったが、今まで収益化できていたオリジナルコンテンツ制作者も、大体いなくなったのではないかと思われる。
インプレゾンビが現れてからのXをラクーンシティと評してきたが、実際のラクーンシティがどうなったかというと、これ以上のウイルス蔓延を防ぐため滅菌作戦と称し、アメリカ政府により戦略ミサイルをぶち込まれている。
滅菌された中には、当然感染していない一般人も含まれており、そこまでバイオハザードに倣わなくてもいいだろうという展開である。
違う点があるとすれば、ラクーンシティは街ごと消滅し、地図上からも消えたのに対し、Xは今も普通に残っている。
そもそも収益化はプレミアム会員のみの機能なので多くのユーザーには関係ないし、無料ユーザーにとってはとりあえずインプレゾンビが消えて爽快だろう。
ただ、ゾンビと一緒に焼き払われた奴がいるということも、知っておいてほしい。
次回は11月3日更新です。
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