Xのお前の漫画をプロモ枠で流すから、ブルーバッジを取得しろという、何回聞いてもわからない理由によりX課金ユーザーになったのだが、結局その広告を一度も目にすることなく掲載期間が終了してしまった。
しかし、その間に私と全く同じことを言われた作家を見つけることができたので、私だけが理解できないことを言われているわけではないと判明した。
だが同時に「その作家も自分のプロモを見たことがない」という事実も判明しているため、「そういうプロモ方法が存在する」というより「自分以外にも謀られた奴がいた」と言った方が正しいのかもしれない。
しかし、自分一人が狐に化かされて、ぼたもちと称されたバフンを980円で買ってムシャムシャしていたわけではない、とわかっただけでも収穫である。
皆でバフンを食ってた話は後でいい話になるが、バフンのソロ食はどこにも持っていきようがない。
それに約一か月Xの課金ユーザーをやったことで得られたこともある。
正直、使用感については、課金ユーザーになって捗ったと感じるシーンは1秒たりともなかった。
もちろんバズツイート量産型で収益が狙える人や、毎日X上に自分のドッペルゲンガーが10人現れる人、お気持ちが140字に収まりきらない人にとっては有用だと思われる。ただ私がそのすべてに当てはまらなかったというだけだ。
だがそのおかげで、荷物がすぐ届き、ある程度の動画や音楽が視聴し放題になる「アマゾンプライム500円」がいかに価値あるものか実感できた。
アマゾンプライムも値上げで500円になった時は苦々しく感じたものだが、X有料会員という名の「無」に980円支払ったことにより、この機能で500円はタダ同然と思えるようになった。
アマプラだけでなく、範馬勇次郎が生まれた瞬間、この世の生物の全ての強さランクが1下がったように、X課金を経験した今、全てのサブスクを「安い」と感じることができている。
つまり、Xに課金することで、世界が少し美しく見えるようになったということであり、980円で世界が浄化されたなら逆に安い。
そして料金というのは、サービス料、そして「文句を言う権利」も含んでいる。
今まではどれだけXが改悪されようとも、所詮タダで使っているものなので文句もそんなに言えなかった、と言ったら嘘になり、バッジ未保持者でもメチャクチャに悪口を言っていた。
つまり、課金者ならハチャメチャに言って良い、ということだ。
そして予想通り、月末に解約を忘れたので、無事もう一月課金することになってしまった、この一か月死ぬ気でイーロンの悪口を言っていこうと思う。
次回は8月27日更新です。
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