ハナクソとツイートの深追いは禁物である。
確かにギリギリチェイスを繰り広げた結果「脳みそでは?」というような大物を捕獲できることもあるように、ツイートを追うことで有益情報や、神絵師、おキャット様画像に到達することもある。
しかし、当然何も得られない上に、大出血、ということもよくあるのだ。
以前「バズッているツイートのリプ欄は見るな」と言ったが、これも深追いの一種である。
特にツイートの段階で「おや?」と思った場合は、必ずリプ欄でさらなる地獄が展開されているので、今すぐ医療用ホチキスでまぶたとブラウザを閉じた方が良い。
つまりSNSやネットで「嫌なもの」を見た時は、いかに早く「撤収」するかが肝心なのである。
それを「こんな嫌なつぶやきをする人間は特別な存在に違いない」とベルタースオリジナル状態なり、相手の過去の発言まで掘りに掘り、さらに嫌なつぶやきを目の当たりにし「目が―!」とラピュタから落下していくのは、自傷行為としか言いようがない。
嫌な物を見てしまったら、どれだけ早く忘れて屁をこいて寝るか、もしくはおキャット様画像で「上書き」するかが重要なのだ。
ただ、ただ嫌なものなら早く目をそらす事ができるが、注意しなければいけないのは「キツい話だが、目をそらしてはいけない、考えるべき社会問題」的ツイートに出会った時である。
こういうのに出会うと、真面目な人ほど、深追いして、一日をドンヨリすごしてしまうことがある。
もちろん、考えるべき問題を考えるのは良い事である。
だが難しいことを考えそうになった時、一度「それ、ツイッターでやることか?」と考えて見てほしい。
おそらく、看過できない問題に向き合うためにツイッターを始めたわけではないだろう。
むしろそのためにツイッターを選んだなら、道具選びの時点で間違えている、登山するのに雪駄を選んでいるようなものだ。
正直ツイッターというのは深く考えるのに向かない。
「深追い」というが、どれだけ追っても「深い」ところまで行けない場合が多いのだ。
ただただ、広くいろんな人の雑多な意見と情報が増えるだけで、結論に到達することはあまりない。
また雑多な意見の中には当然、ツイッターという名のガンジス川名物、ウンコと死体が混ざっているのである。
「難しい問題を深く考える場」としてツイッターのような凶器の保有を認められたバーゲン会場はどう考えても相応しくない。
難しいことを考えたければ、もっとちゃんとした「会議室」的なところでやるべきなのだ。
もちろん、好きな男の胸の中でも違う男の夢を見れる方もいる。
ツイッターのようなスラム街でもウオール街のスタバのように、難しいことを考えられる、むしろ色んな情報が入って来て良い、という人は考えても良い。
しかし「負傷するだけの人」は、ツイッターでは一切難しいことを考えない、難しい話がきても無視する、ぐらいで良い。
そもそも、ツイッターというのは真面目な話の間に平気で「いかにヒジのしわをケツに見せるか競った写真」が流れてくる世界である。
そんな場所で真面目にしろという方がおかしいのだ。
次回は11月19日更新です。
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