ツイッターはガンジス川であり、ウンコから死体まで問答無用で目の前を流れていく世界であり、それを許容できない人間は、向いてないので足自体踏み入れない方が良い、と再三言っていた。
しかし、ツイッターは本当に制御不能の氾濫川かというと、そんなことはない。
実はテレビなどよりよほどコントロールできる。
テレビだと相手が流す情報を一方的に受け取ることしかできず、こちらに出来ることと言えばチャンネルを変えるか電源を消す、もしくは斧で画面をカチ割ることぐらいだ。
しかしツイッターなどは、自分の欲しい、好む情報を流すアカウントをフォローし、逆に自分に合わないアカウントをブロックするなど流れてくるものの調整を自分ですることができる。
そういったチューニングを重ねることにより「世の中で何が起こっても二次元の男の話しか流れてこない」という、自分好みのテレ東みたいなタイムラインを作り出すことが出来る。
しかし、先日「ツイッターを舐めてた」という事態が起こった。
やはり、ツイッターはガンジス川、つまり相手は「大自然」なのだ。
その猛威の前に人間は時にあまりに無力である。
詳しい言及は控えるが、先日某アイドルが結婚を発表した。
その次の日「ワシは10年ツイッターやっとるが、こんな波ははじめてじゃ」というレベルで荒れていたのである。
もはや、誰をフォローしているとかブロックしているとかの問題ではなく、その日のツイッターは問答無用で表示される「トレンドタグ」の内容を見ただけで、精神が削られるという仕様だったのだ。
どれだけ防波堤を築いても波の方がそれを「越えてくる」ということもあるのだ。
そういう日は素直に「運休」をお勧めするし、仮に見てしまったとしても我々人類には「クリックしない」という最後の砦が残されている。
なにせ基本140文字の世界である、全てを読むには「クリック」しなければいけない記事も多くある。
リードの140文字の時点で「これはヤバい」と思った地雷はクリックしないことで、爆発だけは防ぐことができる。
それにも係らず、何故かその「不穏」としか言いようのないタグをクリックし、自爆した人間の死体を何人も見た。
これはさすがに己のミスである。
SNSは己の意志と無関係に情報が流れ込んでくるもののように見えて、意外と与えられている選択肢は多い。
荒れている時はツイッターを見に行かないこともできるし、仮に見に行って見えている地雷を見つけても、クリックしないという自己防衛ができる。
できるだけ正しい選択をすることこそが重要だ。
どれだけツイッターでかい地雷を見つけても、取り乱してジャンピング着地するのではなく「落ち着け! クリックせずに立ち去れば爆発しない!」ということを一度思い出してみよう。
次回は12月10日更新です。
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