SNS疲れをしていた担当の友人だが、今はSNSを離れ、瞑想にハマり、ついに機械まで購入してしまったという。
瞑想の機械とは一体何なのか、時計仕掛けのオレンジに出てきた装置のことだろうか。
担当曰く、SNS疲れした人間は瞑想に行きがちだと言う。
ひと昔前なら、私も「全く女って奴は、行き詰まるとすぐ、瞑想だヨガだとスピリチュアルに走りやがる、迷走の間違いだろ(笑)」と、限りなく水に近いハイボールペロペロおじさんみたいなことを言っていたと思う。
だが今なら気持ちが良く分かるし、SNSをやめて瞑想というのは良いアイディアだと思う。
なぜ人はSNSから瞑想に行くのかというと、簡単に言うと情報疲れするからだ。
SNSというのは、次々と情報が流れてくる。
「情報が多い」というだけで疲れるものだが、ツイッターなどのSNSに流れてくる情報は全く規則性がないのである。
「昔々あるところにおじいさんがおばあさんがいました」の後に「…………ブウウ──────ンンン──────ンンンン………………。」といきなり、ドグラ・マグラがはじまるのがツイッターなのである。
規則性がないのは話題だけではない。
「今世界ではこんな悲惨な出来事が」というニュースの後に「第一回胸毛ひっぱり相撲開催決定!!」と大発表されたり、意識の高低差も甚だしい。
当然「前のおっさん、ブラが透けてるんだけどww」という笑い話の後に「俺のオヤジだった」という悲しい話がくることもある。
言うことも情緒も全く安定していない、つまりツイッターのタイムラインというのは口数が多すぎるメンヘラみたいなものなのだ。
そんな相手と昼夜一緒にいたら疲れるに決まっている。
人は限界を超え過ぎると極端に走りがちである。
おしゃべりメンヘラ野郎とつきあって心身ともに疲弊したら「次は宇宙のように無口で落ち着いた人とつきあいたい」と思っても不思議ではない。
その条件にピッタリな新しい彼ピッピが「瞑想さん」である。
次から次へと情報を取り入れるSNSに対し、おそらく瞑想は「池の水全部抜く」みたいに、出来るだけ頭も心もからっぽにする行為だと思う。
このように完全にSNSと別れて瞑想とつきあうのも良いが、むしろSNSと上手く付き合うために、たまに瞑想さんと浮気するというのもありなのではないか。
つまりSNSをやる時は必ず「休憩」を入れた方が良いということである。
疲れた頭では情報の正誤が判断できずにデマを拡散したりするし、当然イライラしているので、何を見てもムカつきやすくなっている。
これはSNSだけではなく、仕事などでも同様だ
私も最近は昼間だろうが、疲れた時は「寝る」という行為で頭をからっぽにするようにしている。
だた、当然、寝るまでスマホをいじっているし、時々そのせいで寝られなかったりする。
まずは、スマホなしで寝られる訓練からだ、瞑想はそれからである。
次回は2月11日更新です。
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