「clube house」という新しいSNSが登場したので、それをやるのやらないのだけでしばらく引っ張ろうと思っていたのだが想像以上に早く腐ってしまい焦っている。
ちなみにclub houseに登録だけはすませているので、このままだと「危険性が示唆されているアプリに電話番号という超弩級の個人情報を渡しただけで終わる」という事態になりかねない。
このようにインターネットというのは生き馬の目を射抜く世界である。
ケツの毛であれば、むしろ金を払ってでも抜いてもらいたいが、ボンヤリしていると個人情報を抜かれているので「慎重さ」だけは忘れないようにしてもらいたい。
「club house」が注目を集めた時「どうせツイッターが似たような機能をつけた上に大して流行らないに決まっている」と思っていた。
しかし、予想に反してツイッターが発表したのは「スーパーフォロー」という斜め下の課金システムだったので「ツイッターくんともあろうお方がさあ…」と思っていたのだが、その後バッチリ「spaces」という「club house」によく似たボイスチャット機能を発表したので、胸をなでおろした。
この本家すら下火になった段階で発表してくるのがツイッターのチャーミングなところである。
それに対し、早速ツイッターユーザーからは呆れの声が出ている。
しかし「ツイッターくんさあ…」とラブコメ美少女顔をしながら、足は完全に「動かざること山の如し」の武田信玄な者も多い。
信玄の足は見たことがないが、多分塩昆布みたいなスネ毛が生えていると思う。
つまり、ツイッターに対し「呆れや不満は多々あるが、だからと言ってツイッターくんが人でも殺さない限りは離れる予定もない」という「家族」のような感覚になっているユーザーも少なくないということだ。
どうやって、ツイッターとそんなぬるいドブみたいな関係を築いたのかというと「長い年月」としか言いようがない。
私も気が付けばツイッターを10年以上やっているのだが、ツイッターは割と10年選手が珍しくないのだ。
いくら世の中の変化が早く、あらゆるものが時短されようとも、この「長い年月をかけてできた関係性」だけは長い年月をかけないと得られない。
「ツイッターくんさあ」というお馴染みの揶揄も文字通り相手がツイッターだから出来ることであり、正直インスタのことを「インスタちゃん」などと呼べる関係性は築けておらず「インスタ氏」と呼ぶのが精いっぱいである。
逆に言えば何をやっても「ツイッターくんさあ」で済んでしまっているということであり、これが他の付き合いの浅いツールだったら「無言撤退」もあり得る。
これは人間関係にも言えることである。
やらかしに対し「君は本当にどうしようもないね」と言いながら去らないでいてくれるのは、長い付き合いによるヌルい人間関係ができている相手だからであり、そうでなければ一回ヤらかした時点で「無言撤退」の場合が大半だ。
だが、ツイッターくんさあと言いながら去らないでいてくれる、足が武田信玄の美少女もあまりに何度もやらかすと、顔まで信玄になって火の如く去ってしまう。
例えツイッター上のやりとりだけだろうが「10年つきあった人間」というのは10年かけないと得られないものである。
例え「しいたけ」というツイッターネーム以外のことは知らなくても大事にしてほしい。
次回は4月6日更新です。
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