ソシャゲしか生きがいがない割には、長らくゲームには最適とは言えない、アソドロイドユーザーであった。
しかし私もそろそろ不惑が見えて来た身だ。
いつまでもフラフラしてはいられない、もっと本腰を入れて、命をかけてソシャゲに取り組むべきだと腹をくくり、今年頭、アイフォーソに機種変更した。
分割にされると安く感じるという多重債務脳のおかげで気づきにくいが、やはりアイフォーソは高い。
しかし、親戚の話によると、最近の高校生スマホどころか、アイフォーソを持っているのが当たり前で、アイフォーソ以外のスマホは恥ずかしくて出せず、高校生の姪はついに自分でアルバイトをしてアイフォーソを手に入れたという。
乱世である。
まさに世は戦国、我が家のように数年遅れで家にスーファミが来るような家庭の子どもは、もはや入学式が終わるまで立っていられないのではないか。
しかし、いつの世も我が子に文明の力を持たせたがらない旧石器方針のご家庭というのは存在する。
そして、そういう家の子女が自ずと集まり集落を形成する、これが「イケてないグループ」創生の歴史だ。
私も、当然その集落の出身だが、村人は誰一人携帯電話を持っていなかった。
このように、イケてないグループには「手持ちのアイテムがしょぼい」という傾向もあった。
我が子をスクールカースト最底辺に所属させ、土台として学校を支える存在になってほしい、と願っているのなければ、過度な旧石器式はお勧めしない。
子どもには子どもなりのステータスがあり、それが学校生活に影響を及ぼすこともある。
だが、再三言っているように、子どもにスマホを持たせることにより起こる問題は確かに恐ろしい、特に、子どもは何でものみ込みが早く、また道具を大人が思いもつかないような使い方をする。
これも親戚に聞いたのだが、最近の高校生は、待ち合わせなどにLINEを使わず、我らがツイッターを使っているという。
具体的にどう使っているのかはわからなかったが「今日放課後、首塚前の銚子丸前に集合」とかつぶやいているのだろうか。
確かに我々が、専ら自分の名前でエゴサ&RTや、燃えている芸能人に罵詈雑言を浴びせるのにツイッターを使っているのに対し、なかなか斬新な使い方をしている。
しかし、子どもの斬新な道具の使い方、というのはコンセントの穴に森羅万象を詰め込もうとしたり、逆に自分がドラム式洗濯機に入ろうとしたりと、斬新さと引き換えに安全性を捨てている場合が多い。
ツイッターも「集合!」と言ったら、知らないおじさんたちまで集合してしまう恐れがなくはない。
鍵アカでも油断はできないし、最近、非公開のリストがツイッターの不具合で露見するというダースベイダーの障害はアイツだった、みたいな展開もあった。
しかし、大人は子どもがスマホをどう使うのか、想像がつかないし、常に想像の斜め上を行くのが子どもである。
「ネットに具体的な名前や地名は書くな」と「知らない人についていくな」的な、でかいことを言うしかないというのが、今も昔も現状のようだ。
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