多様化社会などと口では言うが、何だかんだで自分が基準でそれが普通と思いこみがちである。
今回私は、この世には外出できないことにストレスを感じる人がいる、という未知との遭遇を果たした。
私は、自室神推し同担拒否過激派、外出×自分は地雷即ブロなので「外出自粛要請」自体は「現状を維持しろ」と言われただけなので特にストレスは感じていない。
ただし私の現状は常人からすれば惨状だったようで、自由に外出できない生活に疲弊している人も多いようだ。
つまり平素は意識していないが、人の身心の健康には、出たり入ったりする「メリハリ」が必要ということである。
ちなみに今のは下ネタではない。確かに室内で可能な出たり入ったりする行為もあるが、濃厚接触が禁じられている今は止めた方が良い。
「外出」という大きな「ハリ」を封じられている現在、室内だけでどれだけメリハリのある生活が出来るかに、私を除く人間の健康がかかっていると言っても過言ではない。
ネット、そしてSNSというのは正直言って生活のメリハリを奪う存在であり、あっという間に1日をメリメリメリメリにしてしまう。
何故ならネットやSNSというのは数ある行動の中でも群を抜いて「離れがたい」のである。
ネットはクリックし続ければ無限に情報が出てくる、SNSなどクリックすらする必要がなく自動で流れてくるぐらいだ。
よって「キリ」というものが存在しない。
また、ネットサーフィンや、SNSを見続けるという行為は頭を使わなくても出来るという問題がある。
ゲームなども離れがたいが、頭を使うゲームの場合、年を取ると50分ぐらいで初老のムスカが現れ、ラピュタから落ちる代わりにそっとコントローラーを置くので、高橋名人が注意するまでもなく切り上げることができる。
対してソシャゲは頭を使わない単純作業が多く「疲れていても惰性で続けられてしまう」ため、寝落ちか気絶以外でやめられないことが多い。
そしてSNSというのはゲームよりさらに思考停止で永遠に見続けることが出来るため、気づいたら「時計の針が1時間戻っていると思っていた11時間経っていた」という、継続時間長すぎのザ・ワールドが起こってしまうのだ。
しかし、頭を使わないからと言って疲れないわけではない、さらに今ネットやSNSはどちらかというと暗いニュースや苛立つニュースの方が多い。
よって、心身ともに疲れ、さらに生活のメリハリも失われてしまうのだ。
外出自粛により、ネットやSNSぐらいしかすることがない、という人もいるかもしれないが、こんな時だからこそ逆にネットやSNSをする時間は一度に一時間まで、など厳密に決めた方が良い。
SNSは一日一時間までではない、出来ないことは言わないに限る。
ただ、一時間ネットをしたら10分瞑想をしてまた一時間SNSをするという小休止を挟みながらであれば、同じ1日68時間ツイッターをやるにしても、疲れ方がまるで違うのである。
ウィルスから逃れるための外出自粛でメンタルをやられてしまったら意味がない、チェイサーを挟みつつのストイックなタイムテーブルで精神に負担を掛けぬようSNSに貼りついていこう。
次回は4月28日更新です。
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