全国のほとんどで緊急事態宣言が解除され、感染者数も減少傾向と、SNSに流れて来るコロナ情報もポジティブなものが増えてきた。
しかし、私ごときに言われるまでもなく、油断は禁物である。
何故なら「流行」と言うように、報道にも「流れ」というものがあり、ポジティブニュースの方が流行る時もたまにはある。
もちろん、終息の兆しはあるのだろうが、ツイッターはその流れが極端すぎることがあり、実際は「七三分け」ぐらいの髪型がツイッターでは「あいつ10:0で来た、右が完全にハゲてた」という風になっていたりするのだ。
ツイッターの流れと現実が違うというのは、ツイッターのバズネタをリアルで言ったらスベる以前に伝わらず「ネタを説明」という、この世で最も寒い行為をさせられる時点でお察しである。
よって、不安を煽るような情報ばかりを鵜呑みしない方が良いように、ツイッターで良いニュースばかりが流れて来ても、それだけを信じて油断しないようにしなければならない。
ちなみに、私とは違い統計的にツイッターを研究している頭の良い人によると、ツイッターに流れが生まれてしばらくたつと、必ずそれに「カウンター」という逆張りが現れるそうだ。
例えば「指毛が生えてる女とかねーよな」つぶやきがバズったとしよう。
本来ならそんなつぶやきがバズるほどツイッターはスイートではない。
バズりたければ「女って普通指毛生えないはずなのに、生えてる女ってなんなの?男なの?」ぐらいの言い方を工夫しなければならない。
ともかくそういうつぶやきがバズると最初は「そーだそーだ」という同意か「指毛ぐらい生えるわいな、人間だぞ、みつを」という批判かのどちらか一方の流れになる。
「そーだそーだ」が主流になるとしばらくその流れになるが、やがて「逆に興奮するだろふざけるな!」という逆張りが現れる、それが「カウンター」だ。
カウンターの数もだんだん増えて良き、時には最初の流れを凌駕し、流れを逆転させてしまうことすらある。
このカウンターは必ず現れると言うが、最近話題になった法改正反対についてはカウンターがあまり生まれなかったらしい、ツイッター界ですら結構異例の事態だったようである。
ツイッターは何でも流れて来るガンジス川と良く言うが、さすがにガンジス川も「逆流」はそんなにしないと思う。
だがツイッター川は昨日と今日で流れが真逆になっているということが日常茶飯事なのである。
つまりその日の流れに一喜一憂したところで、明日は逆に流れているかもしれないのでいちいち気にしすぎてもしょうがないということだ。
まだまだ外出自粛で、ネットやSNSを見ている時間が長くなっている人も多いだろう、私も相変わらず1日68時間見続ける日々だ。
しかし、どれだけ長く見ても、流れに飲みこまれないように「ちょっと離れて見る」ことだけは心がけたいものである。
次回は6月9日更新です。
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