最近、リアリティショーに出演したことにより、SNSへ誹謗中傷が相次ぎ自殺されたとされる方の遺族が起こした裁判がニュースになっていた。
この事件はSNSの誹謗中傷はもちろんリアリティショーの是非についても議論を起こした。
リアリティショーとはドラマなどのフィクションではなく、出演者の生活や人生自体をエンタメとして放送することである。
さらに出演者が芸能人ではなく、主に一般人であることもリアリティショーの特徴だ。
リアリティショーは最近始まったことではなく、素人の恋愛模様を映したものなら「ねるとん紅鯨団」から存在する。
例えがあまりにも古すぎるなら「あいのり」とかもそうだ、これで通じないなら私はもう何に例えていいのかわからんで、各自カスれググだ。
当時から「この出演者何なん」ということはあった、しかしネットがない時代なら放送翌日クラスで「昨日のあれ見た?肉布団子(番組上の愛称)マジありえないよね?」という内輪の悪口で終わっていた。
それがネットが普及し、リアリティショーに出演した一般人の個人情報が特定され嫌がらせを受けるということも増えてきた。
さらに現在、一般人であろうともSNSをやっているのが当たり前なため、リアリティショーに出演し何かやらかすと、本人のSNSに直接誹謗中傷が集中するようになってしまった。
やらかしたなら誹謗中傷していいというわけではもちろんないが、テレビは面白くするための演出や編集をするため余計そう見えてしまい「叩いて良い存在」にされてしまうのだ。
一般人がテレビでパーソナリティや私生活を出すというのは一躍有名になり人生を変えるチャンスになる一方で非常にリスキーことである。
だがそう言う私がやっている「エッセイ」も私生活を晒す仕事である。
幸い、これだけ晒したにも関わらず誰も私に興味を抱かなかったおかげで困ったことになったことはないが、エッセイが炎上するのは決して珍しいことではない。
そしてSNSや動画配信が一般化したことにより「誰でもリアリティショーができる世の中」になった。
Youtubeで顔を出したり私生活を配信するのはもちろん、ツイッターで今日自分にあったことをつぶやいて見せるのもある意味リアリティショーだ。
この個人リアリティショーには「ウケると私生活の切り売りの切り取り量が増える」という特徴がある。
ウケなくても、最初はかぶり物にボイスチェンジャーまで使っていた配信者が、だんだんマスクだけという軽装になっていく「油断」は良く見る。
誰でも自分の力で注目を集めるチャンスができた世の中とも言えるが、「注目を集める」というのはチャンスと同時にピンチでもある。
思いがけずSNSなどで注目を集めた時は、もっと出して注目を集めようではなく、拡散されてはまずい個人情報などのキンタマがパンツからはみ出てないか再度確認してみてほしい。
次回は4月13日更新です。
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