たまに「衝撃的だった打ち切り漫画10選」みたいな記事を見かけるが「多くの人が打ち切り漫画として記憶している」時点で「結構読まれていた」のである。
真の打ち切り漫画というのは誰も知らないのだ、打ち切りが決まった途端「好きだったのに」と言い出す輩が沸いているうちはまだ青い。
愛の反対は憎しみではなく無関心であるように、漫画にとって好評の反対は不評ではなく「無風」なのだ。
終わりどころか、始まったことすら気づかれない不遇な命、それが本物の打ち切り漫画だ。
ツイッター界の打ち切りと言えば「フリート」が記憶に新しいが、前述通り「記憶にある」時点で完全に失敗とは言い難い。
少なくともフリート終了になった時「使っていたのに」という声を2つぐらいは見たので、終了が決まった途端ファンが現れる打ち切り漫画ぐらいのポジションにはいたのだ。
昨日、いつも通りツイッターで愚かな人間の醜い発言でも探そうかとTwitterハイエナとしてのアップをしていた際、己のツールバーに「Twitter pro」が現れていることに気がついた。
まだフリートとは?と聞かれたら「インスタのストーリーズ」という満額説明ができるのだが「Twitter Proとは」と聞かれて答えるとは、ツイッターのプロどころかツイッター社の人間ですら難しいのではないかとすら思う。
なぜTwitter Proの説明ができないか、というと「説明するものがないから」である、虚無の説明をしろと言われても困るし病気になる。
Twitter Proと言えば本当にリリース初日しか話題にしてなかったが、あれからだいぶ時間が経っているし、せっかく自分もプロ認定されたのだから、どのようなものか一応使って
見ることにした。
Twitter Proと言えば最初に選ぶカテゴリがやたら大量にあることが話題になっていた、逆に言えばそれしか話題がなかった。
確かに噂通り錦帯橋のソフトクリームぐらい種類が多く「クリケット競技場」などもあった、この世にどのくらい「俺がこの俺がクリケット競技場だ」という人間がいるのか疑問だったが、おそらく競技場の運営アカウント、という意味なのだろう。
だがクリケット競技場はあるのにライターはない、ライターよりクリケット競技場の方が数が多いということだろうか。
仕方ないので「漫画家」を選んだのだが、これでTwitter Proは終わりである。
海外ではもっとコンテンツがあるのかもしれないが、少なくとも日本版は最初のカテゴリとプロフィールを作るぐらいで終了なのだ。
これは、トップページを作っただけでフライング公開し「イラストの部屋」をクリックしたら「工事中」の三文字が現れる個人HPと同じ構図である。
曲がりにも現役のツールが昭和のネットキッズが懐かしさで死ぬ光景を見せてくれるとは思わなかった。
だからこそ、少子高齢化の日本ではインスタよりTwitterの方が人気があるのかもしれない。
なぜこいつが放置されていて、一応機能していたフリートが死んだのか不可解である。
一体フリートは誰の逆鱗に触れたのか、あまり掘るとフリートのように消されそうなので今回はここまでにしておこう。
次回は2月22日更新です。
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