日本でも選挙活動に関するSNSの利用を規制した方がいいという議論が度々起こっているが、結局無法のまま参議院選挙は終了した。
一方で青少年のSNSを禁じるなど、法律でSNSを取り締まる国も出てき始めている。
それが良いかどうかは置いておいて、日本は香川県を除いてネットやゲームが青少年に与える影響を軽く見ているのかもしれない。
しかし、その香川県の対応が称賛されているかというと、うどんに続いて「ディストピア」という新名物を誕生させただけで、県民からの反発も強かった。
しかし、デジタル規制に関し怒っているのは世界広しと言えど香川県民だけ、というわけではなく、SNS規制がされた国ではほぼもれなく反発が起こっているし、大ごとになっているところもある。
現在、某国では政府のSNS規制に対しデモが起こり、少なくない数の死傷者が出ているそうだ。
日本はこういったデモが少ない国と言われている。
確かに同じ規制が行われたとしたら、私も猛反発するとは思うが、何せネットのやり過ぎで足腰が衰えているため、プラカードも肩から上には上げられないし、そもそも霞が関までたどり着けそうにない。
日本人はガッツがなく、国の決めたことに諾々と従い過ぎ、と見ることもできるが、他の国は暴れる他ないほど国の弾圧が強いが、日本はそこまでではない、と見ることもできる。
ちなみに、このデモを受けてこの国のSNS規制は撤回されたそうなので、運動に意味はあったと言えるし、対して日本は「暴れたところで何も変わらないし、あの盾みたいなので殴られたら普通に痛い」という国に対する諦観が蔓延してしまったと言える。
しかし死傷者が出ている以上、暴れるのが正しいとは全く言えないし、暴れれば要望が通るという認識になるのは大変危険である。
日本の治安の良さは、「暴れる」という最終手段にたどり着く奴が少ないおかげもある気がするので、デモが少ないのが日本の悪いところとは一概に言い切れない。
ただ日本でもSNSなどの「暴れ」による抗議により、何かが撤回されるということは増えている。
物理ではなく、声による抗議をするのは正しいことなのだが、それが匿名による誹謗中傷など暴力化している感は否めない。主張が正しいと思うなら、正しい抗議方法でやらないと、主張内容まで疑われることとなる。
そもそも、「暴れる前に決まっている」ということもある。
抗議するなら決まる前にやるべきなのだが、気づかないまま決まっており、施行直前になって暴れ出すケースも多い。
暴れるのがイイとは絶対言えない。しかし我々は政治に対しもう少し諦観を捨て、何より「関心」を持つべきなのかもしれない。
次回は9月30日更新です。
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