ツイッターは我々が望まないアップデートばかりをするが、ツイッターにとって我々のような、陰湿なキモオタは望んでいるユーザーではないため意見が無視されるのは仕方がない、と言って来たが、どうやらそれは間違いだったようだ。
キモオタとかパリピとかチャチな問題ではなく「日本」自体がツイッターのメインターゲットではないという説が濃厚になってきた。
そんなことは、ツイッターの新機能がすぐに日本版に実装されない時点でお察しであり「ツイッターくんはまだ使えもしない機能の発表するのが好きすぎるよね」などと言っている方が「日本人くんさあ」なのである。
そう思うに至ったのはツイッターの「投げ銭」機能からである。
「投げ銭」は支援したいアカウントに送金ができる機能だが、リリース当初は日本では使える者と使えない者に分かれていたが、先日ついに「正式リリース」したという発表があった。
早速私も使ってみようと思ったのだが、説明ページに書かれている「プロフィール画面にある投げ銭アイコン」というのが私には「ない」というところで詰んでいる。
スペースの時も「まずはスペースアイコンを押そう」と言われても、まずそのアイコンがなかったのだが、その時と全く同じである。
さらに、アイコンの発生のさせ方が書かれていない点も同じであり、カビのように自然発生を待つしかないという状態だ。
こういうところに関してはさすがに「ツイッターくん」だし、むしろくんづけしているだけありがたいと思えデコ助野郎である。
だが、アイコンがあったとしても問題はその決済方法である。
送金の仕方は10種類近くあるのだが、どれも聞いたことがない決済方法ばかりなのだ。
つまり日本でメジャーな決済システムが一切使えないのである。
よってフォロワーが「こいつが地べたに這いつくばって俺が投げた500円を拾うところが見て見たい」と思ってくれても、決済方法が聞いたこともないやつばかりだと、そこでやめてしまうだろう。
電子書籍などがシェアを伸ばしているのも決済方法が簡単になり「画面にドスケベ漫画のバナーが出現した瞬間買い終わっている」というイタリアンマフィア仕草ができるようになったからだ。
いちいち「クレカ番号を登録しろ」などというページを挟んでいてはよほど強い意志でドスケベバナーの続きが読みたいと思っている人間以外は「じゃあいいっす」となってしまうだろう。
投げ銭も、よほどのサディズムがある人でなければ、こちらの額に500円を投げつけるためだけに、初見の決済システムに登録まではしてくれない。
つまり、そんなに日本人にたくさん使ってほしいと思っているわけではない、ということだ、思っているなら俺たちの楽天ペイぐらいは入れるはずだ。
それ以前に、我々が普段使いしている決済システムは日本のものであり、諸外国からすれば「ペイペイ?パンダの名前か?」となってしまうのかもしれない、ブラックモンブランが全国区でないと知って以来の衝撃だ。
自分の考えこそがマジョリティで、自分が使っているものがスタンダードと思い込んで発言すると、国際的に恥をかきかねない、ということである
ただ、ツイッター社の方が自国でメジャーな決済システムだけを集めて「これで全世界の人間が使えるっしょ」と思い込んでいるという可能性もある。
しかしツイッターは、自国の決済システムだけではなく新たに「ブラジル」の決済システムで投げ銭できるようにしたと発表している。
つまり「ブラジル人には使って欲しい」と思っているようだ。
ブラジル人が歓迎されているということは、やはり日本人はあまり歓迎されていない気がする。
次回は10月12日更新です。
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